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【開催レポ】もぐもぐツアー 120分で味わう1泊2日の旅~奥吉野・川上村を味わう~

【開催レポ】もぐもぐツアー 120分で味わう1泊2日の旅~奥吉野・川上村を味わう~

2020年7月27日
令和2年7月18日(土)、自宅に居ながら川上村を味わって、旅をしてもらおうと「もぐもぐツアー 120分で味わう1泊2日の旅~奥吉野・川上村を味わう~」を開催しました。
事前に配達した食を味わいながら参加いただく新感覚のツアー。
参加者の視点も交えながらご紹介していきます。
 
◆ツアー申込をして“もぐバスパック”の到着を待つ
 
今回は「1泊2日分の内容を120分に詰め込む」ことをコンセプトにオンラインツアーを実施しました。事前にイベントサイトから申込をしていただき、当日に川上村の特産品を詰め込んだもぐバスパックをお送りしました。
 
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もぐバスパックの中身は、村内7店舗の柿の葉寿司詰め合わせセット(十軒十旨弁当)、そうめん 奥吉野・高原の糸 5束、おばちゃんたちがつくるかきもち 1パック、そして間伐材で作った割箸、村制作のマスキングテープ、ホテル杉の湯ペア無料入浴券を詰め込みました。
参加費は、柿の葉寿司5個入りが、3,500円(SNSで発信いただける方は3,000円)、柿の葉寿司10個入りが、4,300円(SNSで発信いただける方は3,800円)です。
 
◆16:30~ ツアー準備&参加者顔合わせ

ツアー開始は、17:00から。準備ができた参加者から順々にオンライン会議システムに入室してもらいます。
システムの使い方に慣れていただきつつ、参加者同士の顔合わせを行います。
出演者の知り合いの方もおられ、画面越しに久しぶりの再会でした。
そうこうしている間に、私たちツアー主催者を含めて、総勢68名が集合!
お一人での参加の方が多かったですが、ご夫婦での参加、会社同僚との参加、趣味のサークルメンバー皆さんでの参加の方もおられました。
 
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◆17:00 ツアー開始! オンラインならではの楽しみ方

主催者の柿の葉寿司の里・川上事務局の加藤より本日のルール・お知らせなどを共有し、ツアー案内人 山川亜紀さんと辻本勝彦さんをご紹介し、ツアーがスタート。
なお本日のルールは以下を設定しました。

1、 ツアー中はマイクをミュートに。発言したいときは、ミュート解除OK
2、 できるだけカメラオンでリアクションは大きめに。皆さんの表情を見ながら進めていきたい。
        オンラインでもあるので、リアクションは大きめにお願いします。
 
せっかくのご縁で集まったメンバーということでブレイクアウトルームを活用し、5グループに分け、自己紹介タイムとしました。
ブレイクアウトルームの使い方をうまく共有できておらず、中には戸惑う参加者も。
大変失礼しました。オンラインだからこそ双方向のやり取りを取り入れたいと設けた時間でしたが、事前の説明不足でした。
 
今回、バスガイドを務めてくれるのはコンポーザーピアニストの山川亜紀さん。
川上村とは、平成25年の大滝ダム竣工式が出会いでした。
「源流の郷」という楽曲を作成いただき、今では川上村のイメージソングとして村内のコーラスグループでも親しまれています。
 
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そして、旅先で案内をしてくれるのは、新進気鋭の若手写真家 辻本勝彦さん。
村内で数多くの撮影をしていただいており、新たな視点から切り取ったカットも多く、村民の皆様からも大変好評です。
今回は、その中から厳選した写真を使用し、各場所の案内をしていただきます。
 
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◆17:15~ 川上村の滝三選、水源地の森、大滝ダム・大迫ダム

まずは、川上村の滝を巡ります。
蜻蛉の滝、御船の滝、大天井滝の三つをめぐりました。
撮影時の秘話も交えながら、それぞれの滝の特徴を解説いただきました。
 
そして、続いては水源地の森へ。
水源地の森とは、正式名称 吉野川源流 水源地の森といいます。
吉野川紀の川の源流部にある原生林で平成11年から4年かけて、740haを村が購入し保全しています。
川上村には、川上宣言があり、第1条は「私たち川上は、かけがえのない水がつくられる場に暮らすものとして、下流にはいつもきれいな水を流します。」といいます。
その行動の具現化の第一歩として、源流部の森を購入し、水源地の森として保全しています。
通常は一般の方の立入を制限していますが、オンラインツアーということで、辻本さんの写真を使いながら、水源地の森の一部を覗いてもらいました。
 
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そして、大滝ダム・大迫ダムへ。
普段は立ち入れないキャットウォーク部分の写真など、オンラインだからこそできる事だなーと思います。
 
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◆17:40 柿の葉寿司店舗紹介

今回のもぐバスパックに入っている柿の葉寿司に関して説明。
熊野灘から塩漬けされたサバが、東熊野街道を通ってこの吉野地方に届けられました。
塩漬けされたサバをころあいよく食べられるように考えられたのが柿の葉寿司だと、諸説の一つでありますが、言われています。
川上村内には、合計8店舗の柿の葉寿司屋があります。
それぞれサバの塩加減やシャリの甘さなど少しづつ違いがあります。
是非それぞれの柿の葉寿司の味を食べ比べてほしいと食べ比べセットにしました。
各店舗の特徴を紹介しながら食べ比べを楽しんでいただきました。
 
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そして今回、ダムカードならぬ「柿の葉寿司カード」も一緒に入れました。
カードを集めるように楽しみながら、食べ比べを楽しんでいただけたのではないかと思っています。
 
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◆18:00 金剛寺・丹生川上神社上社 そして ホテル杉の湯チェックイン

続いて金剛寺と丹生川上神社上社を参拝。
つい先日行われた丹生川上神社上社の七夕灯籠祭の模様も交えながらのフォトトークでした。
 
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そして、本日の宿泊先であるホテル杉の湯にチェックイン。(バーチャルだけど)
チェックインの動画を放映し、ホテルのご紹介とチェックインの雰囲気を感じていただきました。
 
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その後、川上の星空を感じていただきました。
川上村は、山によって大阪の光も名古屋の光も遮られ、光害が少ない場所です。
かきもちを食べながら、天の川など川上の星空を堪能いただきました。
 
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辻本さんによる星空撮影講座&撮影会も開催予定です。
事前予約制になりますので、ご興味ある方はぜひお申し込みください。
 
 
◆18:20 歌とピアノのコンサート

続いて、Liveで山川亜紀さんによる歌とピアノのコンサートを実施。
ドビュッシーの「アラベスク」からはじまり、オリジナル曲 「蛍」を辻本さんとのコラボレーションで披露。
ホタルの写真をバックに演奏いただきました。
 
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そして、今回のイベントに合わせて山川さんで作詞作曲いただいた「柿の葉寿司のうた」を初披露。
山川さんの柿の葉寿司、川上村への想いを深く感じられる内容で、あたたかな空気に包まれました。

 

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中島みゆきさんの「時代」、オリジナル曲「ピンチはチャンス」と続き、ラストはオリジナル曲「この星空から未来へ」を辻本さんとのコラボレーションで披露いただきました。
なかなか思ったように行動できない日々が続きますが、未来に向けて歩みを進めていきたいという山川さんの想いがひしひしと感じられる内容でした。
山川さんと辻本さんのコラボ動画は以下からもご覧いただけます。
是非どうぞ。
 
 
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◆19:00 エンディング

2時間にわたって続いてきたツアーですが、エンディングとなりました。

最後に、参加者の方々に「いまのおもい」を手紙にしたためていただくことをお願いしました。
書く相手は村の人たち。柿の葉寿司の店舗の人でもいいし、村のおじい・おばあでもOK。
まだであったことのない、誰かを想像して、おもいを手紙にしたためてくださいと。
事務局にて一旦回収し、内容を拝見したうえで、しかるべき人に渡していきたいと思います。
ある日、村民さんから返信が届くかもしれません。
今回のイベントでつながった川上村とのご縁をゆるーくつないでみませんか?
 
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どんな内容の手紙が届くか、とてもワクワクしています。
僕たちは、結構ソトに行ったときに、きれいな水を流してくれてありがとうとか聞く機会も多いけれど、村民さんに直接届く機会ってなかなかないように思います。
こんなことを思ってくれている人たちがいることを村民さんに伝える一つのツールになれば。と思います。
 
最後に参加者の皆様で記念撮影をして終了しました。
20時までは希望者によるオンライン懇親会としました。
少しわちゃわちゃしてしまったので、場を回せなかったことは反省点です。
 
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◆参加者からの声

参加者からは、「2時間あっという間だった」や「最初はオンラインツアーということでどうなるかと思ったけれど素敵な写真と音楽と食でよい時間を過ごせました。ありがとうございます」といった好意的な意見を多数いただきました。

改善につながる意見として、以下のようなものをいただきました。
・双方向性のあるやり取り、チャットとかもうまく活用しながらインタラクティブなやり取りができればもっとよかった
・ブレイクアウトルームなどシステム利用方法の周知の徹底
・ツアーであれば最低限行程表とマップ(行先地図)はほしかった
・演奏は出来れば現地でしてほしかった 等
 
大きくは、システムに関わる事とリアルとオンラインの融合の部分が大きかったかなと思います。
ただ単に配信にしてしまっては、受け身の状態になりなかなか満足度は上げられないなと。
機器操作に慣れていない人も含めて以下にしなやかに双方向な、インタラクティブなやり取りを実現できるかがキーになってくるかなと。

自分が今いる場所でもなく、実際の川上村でもなく、オンライン上にいかにリアルな空間を創り出せるか、そこに自分がしっかり絡んでいけるかが大事だなと思います。
リアルの入口に繋がる新たなツールとして、今後も積極的に活用をしていきたいと思います。
 
今回参加いただいた皆様、出演いただいた山川さん、辻本さんはじめ関係者の皆様本当にありがとうございました。
 
柿の葉寿司の里・川上
 
 

お問い合わせ

水源地課
電話:0746-52-0111