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奈良県川上村
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木造薬師如来坐像

木造薬師如来坐像

2017年1月29日
所有者
福源寺
所在
高原902番地
時代
南北朝時代

昭和14年「旧国宝」に指定。昭和24年に「重要文化財」に指定替えとなりました。川上村での最初の指定文化財と言えます。それだけに、彫刻史上、一つの特徴を持っている重要な仏像彫刻。拝観すればわかりますが、私達が連想する仏像と違った感じがにじみ、円満なお顔立ちのする仏様です。高さ126.5cmの堂々とした彫刻で、像の中(胎内)に『藤原宗高大施主。仏師僧勝禅大法師。応徳二年(1085)十一月日」との墨書が見つかっており、台座と光背(こうはい/仏様の後ろの背もたれに似た飾物)は、江戸時代元禄八年(1695)の製作と書かれています。
これまで多くの仏像紹介にも掲載されましたが、徳蔵寺の阿弥陀如来とともに、写 真集「大和路かくれ寺かくれ仏」にも掲載されています。台座に「元有馬薬師之蓮台」とあることから、数年前神戸市で開催された「有馬展」にも展示されるなど、有馬温泉とは縁つなぎのある有名な仏様です。
この仏像は、元は氏神神社隣の安楽寺薬師堂に安置され、明治の神仏分離のとき福源寺に移安された仏像との言い伝えがあります。既に紹介した同寺の村指定文化財とともに、是非一度拝観されることをお勧めします。きっと新発見があるかも知れません。

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