平成28年7月1日に思う

100年もの長い歳月を経て今なお輝きを放つ 日本の造林王・土倉庄三郎(どぐら しょうざぶろう) 翁。

先月19日、やまぶきホールで土倉翁の功績をたたえ、明日の林業を考えることを目的に「土倉庄三郎翁没後100年記念式典」を開催したところ、林業に関心を持つ400人を超える方々にご参加いただきました。

明治に生きたわが村の偉人・土倉庄三郎翁(1840年~1917年)は、私財を3等分して「国のため、教育のため、林業のため」に3分の1ずつ社会に還元し、自由民権運動に力を注ぎ、さらに教育を重んじたことから、この記念式典には大学設立に大きな支援をいただいたとして同志社大学 大谷総長や日本女子大学 佐藤学長・理事長をはじめとする教育関係者もお越しくださいました。また、良質な杉や桧を生み出す土倉式造林法を全国に広めたことは有名で“吉野林業の父"と呼ばれるゆえんでもあります。

しかしながら、今の林業・木材業の実態は厳しく長きにわたり低迷し誇りと自慢であった吉野林業が今や大きな課題であり悩みとなっています。
まさに「温故知新」、故(ふる)きを温(たず)ねて、土倉翁に学び、思いを継ぐとともに、新しきを知る、“日本の木が身近に感じられる暮らし"を提案し、木材の安定供給を整え、新しい需要の創出にチャレンジしていきます。
また、森林を守ることや林業木材業の発展が、ある意味、「国土の保全」につながっていることを引き続き発信していきたいと思います。

土倉庄三郎翁 (吉野かわかみ社中ホームページ) http://yoshinoringyo.jp/prople/