
川上村は周囲を南に山上ヶ岳を主峰とする大峰山系を、東に大台ケ原に連なる台高山脈を、北に吉野山と山に囲まれ、人工林の美しさにくわえて、四季の移ろいを感じ、鳥のさえずりを耳に草花を愛でながら歩きたくなるところがいっぱい。
また、歴史を感じさせる史跡も数多く点在し、初心者からベテランまでバラエティにとんだコースが楽しめます。ここでは特にお勧めのハイキングコース、登山コースをご紹介いたしましょう。
まずは、春・秋の行楽シーズン・新緑シーズンに人気の「蜻蛉の滝〜吉野山コース(片道約13km・約6時間)」をご紹介します。
芭蕉も歩いたとされる、蜻蛉の滝から桜の名所吉野山下千本へと続く美しい自然を堪能できハイキングにはうってつけです。
匠の聚へとつづく道路脇から白倉山へと続く「白倉山コース(往復約4.4km、約3時間)」は、距離も短くお手頃なコースです。
尾根沿いに開ける景色を楽しみながら頂上へと導かれます。


また、春の新緑、秋の紅葉には、「三之公・明神滝・カクシ平コース(往復約6km、約4時間30分)」もお勧めです。
深い緑につつまれた行宮跡(後南朝最後の天皇後亀山天皇の孫にあたる尊義王が室町幕府の目を逃れ隠れ住んだと伝えられる場所)へと足をのばせば、遥か往時の南朝哀史がしのばれます。
初心者にも楽しめる登山コースとしては、「白屋岳コース(往復約1.5km・約2時間)」がお勧めです。
江戸時代からの古木などある見事な木立を抜けると、台高や大峰を望む頂上へ。5月中旬、頂上付近に咲き乱れるシャクナゲもぜひお楽しみください。
また、今西錦司氏の1500山登頂記念で一躍知られるようになった鋭鋒、白鬚岳(標高1,378m)の山頂を目指す「白髭岳コース(往復約10.6km・約6時間30分)」では、頂上から望む大峰の大普賢岳から伯母峰峠にかけての山並が絶景です。


健脚向きなら大台ケ原へ登山の醍醐味を味わえる「筏場〜大台ケ原コース(片道約11km・約6時間)」。
道すがらの渓谷美は見事の一言につきます。
さらに、歴史ある修験道と大岸壁からのすばらしい展望に魅了される「大普賢岳・伯母谷覗コース(片道約12km・約8時間)」も健脚向けのコースです。
このコースの醍醐味は、ブナ林や奇岩壁、シャクナゲの群生や道中にある点在するスポット、歴史ある奥駆道など・・・人々を今も変わることなく魅了する山々です。
ただし、このコースは完全な登山道で、特に小普賢〜大普賢岳では滑落事故も多く報告され、注意が必要です。