このページの本文へ移動
奈良県川上村
メニュー
検索
アクセシビリティ

不動窟鍾乳洞

不動窟鍾乳洞

2017年1月29日
所有者
柏木観光協会
所在
柏木字山津谷350番地

この鍾乳洞は、古くから知られた名所の一つで、洞窟内でまつられている不動さんの名をそのまま洞窟の名前にしていることや、昔から修験道行場の一つとしても知られた所です。入り口から第1~第4窟があり、「母の胎内くぐり・奥の院・大天井・小天井・不動の滝・三途の川(さんずのかわ・死んだ時に渡る川と言い伝えられた名前)」などの名前がつけられ親しまれています。
むろん、専門的に言う石筍(せきじゅん)や鍾乳石(しょうにゅうせき)などを含み、奈良県の貴重な洞窟の一つとして指定されました。石生代(約5億7千万~2億5千万年前/藻やシダ類が繁殖した時代)にできた洞窟とされてきましたが、最近、中生代の放散虫やコノゾント化石(アメーバ類の原生動物の名前で、これらが残されている化石)などが発見され、中生代トリアス紀(約2億5千万~6千万年前/ソテツ類、松拍類が繁殖した時代/「トリアス紀」とは、この間をいくつかに区分したそのうちの一つの名前)の頃できたとも言われているようです。[川上村史より]
村の言い伝えに、『昔は川上奥は海だった。』『貝の化石が多数見つかった。』などがあり、またその昔、『白色の水を洞窟の滝から流した人がいたそうな。じゃが白色の水はどこからも出てこなんだ。どこへ流れているんじゃろな。』など、水の行方にまつわる話も聞きました。
私達川上の成り立ちを語り、数々のロマンを秘めた洞窟です。想像もつかない遠い昔に出来た洞窟ですが、夏はヒンヤリ涼味満点のオアシス。レストラン「ほら・穴」の中から入窟ができますが、入窟料が必要です。
なお、洞窟周辺も貴重な植物の自生地ですから、ゴミを捨てないなど自然保護にご協力下さい。洞窟の中に傷つけられた跡もあり、心ない行為が自然や私達のロマンを破壊します。自然そのままの見学を願っています。

アクセス
お問い合わせ
リンク集
サイトマップ
川上村役場 〒639-3594 奈良県吉野郡川上村大字迫1335番地の7
Tel:0746-52-0111(代) Fax:0746-52-0345 Mail:soumu@vill.nara-kawakami.lg.jp
Copyright © 2017 kawakamimura All rights reserved