公開日 2017年1月29日
- 所有者
- 川上村朝拝式保存会
- 場所
- 神之谷212
明徳三年(1392年)に、南北朝合一がなされた際に、南朝と北朝は交代で皇位につくことが約束されましたが、その約束は守られず南朝の皇子たちは吉野に逃れました。その後、長禄元年(1457年)に北朝方の赤松家一党によって、南朝の流れを受け継ぐ自天王(尊秀王)は若くして悲しい最期を遂げました。その惨事を伝え聞いた川上郷士たちは赤松家一党から自天王の御首を取り返し、金剛寺に手厚く葬ったと伝えられています。自天王の御首を奪い返した川上郷士の雄志は代々語り継がれ、長禄三年(1459年)から毎年2月5日には、遺品の兜(重要文化財)などを拝する朝拝式が行われます。