公開日 2023年10月6日
- 所有者
- 金剛寺
- 所在
- 神之谷212番地
- 時代
- 平安時代
金剛寺の本堂にまつられているこのお像は、別名「投げ地蔵」と呼ばれ親しまれております。
その昔、大峰山を開かれた「役小角(えんのおづぬ)」(役行者・えんのぎょうじゃとも呼ばれる)が、ご自分で彫刻された地蔵菩薩像を大峰山から投げられ、神之谷の現在地に降り立ったものを地元住民が丁重にお祀りし、今に伝えられています。※諸説あります
また、和泉流狂言「川上」に、目の見えない者が川上の地蔵に詣でて目が見えるようになった語りがあり、「壷坂霊現記」のお里沢市の元の話として、「川上地蔵」の名で親しまれてきたお地蔵様でもあります。
この像は、蘭(あららぎ・イチイの木の別名)材の一木(いちぼく)彫り(高さ約1m50cm)の立派なお木像で、金色の龍の上に立っている珍しいものです。虫食いが激しいために、村指定文化財としての補助を受けて修理が施されました。
御開帳は8月23日です。