公開日 2017年1月29日
- 所有者
- 川上村
- 所在
- 神之谷三之公430-3番地
三之公には、源流を守ろうと村が購入した「天然樹林」があります。
この天然樹林に添うようにして、しぶきをあげる滝が「明神滝」です。この滝の岸壁周辺について、江戸時代の「大和名所図絵」によれば「マムシ多し」と書かれています。それだけ湿気の多い場所だったということで、今もその環境は変わっていません。
この岸壁は、その回りにトガサワラなどが生え、天然そのものではほとんど手が加わっていない状態です。岩には春、秋に咲く花や各種の植物が群生しており、それらがまとまって自然に生えていること事態が、今では貴重な村の財産というべきで、前に立つとそのすばらしさに感嘆してしまいます。
ところが、心ないハイカーがおり、近年岸壁から植物を取るなどの姿がみられ、先日も数例、村の住民の方々の注意により難を逃れたということもあります。この岸壁を使って最近流行の「ロッククライミング」をしている者もおり、頭を痛めています。そうした人を見つけたら、自然保護を伝え、岸壁を守ってもらえるよう注意をお願いしたいと思います。