公開日 2017年6月15日
こんにちは、川上村役場 水源地課です。
去る6月13日(火)に、奈良県橿原市田中町の水源地交流水田にて水のつながりプロジェクトの田植え体験が行われました。
水のつながりプロジェクトとは、大和平野と水源地域との間にさらなる友好関係を育もうと平成24年度より実施している事業です。
もとは、平成23年11月26日、大和平野土地改良区より川上村に「おかげ米」が贈呈されました。これは水源地域で育まれた吉野川の水が、吉野川分水として大和平野に導水され、その安定的に供給される農業用水で営農できていることに感謝し、その気持ちを形に表そうと企画されたものです。
それ以後、水源地と大和平野の交流事業として毎年行っています。本プロジェクトについて詳しくはこちら。
今回は、水源地域から川上村立川上小学校 5年生 6人と大和平野から橿原市立今井小学校 5年生 34人が参加し田植え体験を行いました。
まずは、開会式。
両校の代表生徒による挨拶があり、大和平野土地改良区 事務局次長の島本様より本日の注意事項並びに稲の苗・水源地交流水田の説明がありました。
(両校代表生徒による挨拶)
その後は実際に、水田に移動しついに田植え体験へと進みます。
今回ご協力いただく橿原市田中町「水土里の会」の方から田植えの方法を教わり水田に入っていきます。
最初は初めての体験で躊躇していてた子供たちも、さすがです。すぐに慣れ次々に苗を植えていきます。
川上・今井両小学校の交流もみんな積極的に行ってくれています。
当日は奈良テレビさんと奈良新聞さんにも来ていただき生徒たちからもお話を聞かれていました。
無事田植え体験終了後には生き物観察指導講師として古山暁氏をお招きし、生き物観察会ミニ授業が行われました。今実際に入った田んぼに生息する生き物についてということで生徒たちも興味深々の様子でした。
盛りだくさんの内容の中閉会式が行われ、両校生徒によるお礼の挨拶と川上村教育委員会教育長の弓場様の挨拶があり終了となりました。
当日の集合写真。
子供たちも非常に積極的に参加してくれ大変有意義な時間になったと思います。
水源地として水の大切さを説明する一方、水源地のみでは生活できません。平野部で水を有効活用しお米を作っていただいていることで、田んぼのない川上村においてもお米を食べることができます。
どちらが上でも下でも、えらくもえらくないもありません。どちらが欠けても満足のいく生活はできません。お互いに感謝の気持ちを持ちつつ、水源地の村としては一歩ずつ水源地の村づくりを進めていきます。
そのためにも、各流域流域で積極的に交流を促進し、人と人とのつながりを大事に村づくりを進めていきたいと思います。
水のつながりプロジェクトでは、今回田植えをした稲の収穫体験も予定しています。
収穫の際は、またお知らせできればと思います。
最後になりましたが、今回ご協力いただきました大和平野土地改良区、橿原市立今井小学校、川上村立川上小学校、水土里の会、森と水の源流館の皆さん、古山さん、本当にありがとうございました。
また今後ともよろしくお願いいたします。