公開日 2017年11月29日
こんにちは、奈良県川上村 水源地課です。
皆さんは、蛇口の水がどこからやってくるか意識したことはありますか?
川上村では、吉野川流域である大和平野と源流に位置する川上村の交流を育む「水のつながりプロジェクト」を行っています。(水のつながりプロジェクトについて詳しくはこちら)
今年度は、以下の3つの行事をとおして交流を深めました。
・川上村立川上小学校と橿原市立今井小学校 4年生による源流体験
・川上村立川上小学校と橿原市立今井小学校 5年生による田植・稲刈体験
・吉野川分水の流域住民を対象とした源流トレッキング
この度、田植・稲刈体験で育て収穫したお米が両小学校に届けられましたのでその様子をレポートします。
・川上村立川上小学校(11月22日)
11月22日、一段と冬の寒さが強まってきたこの日、大和平野土地改良区より川上村立川上小学校にお米が届けられました。
「営農の喜び、水源地に感謝をコメて」ときれいにラッピングされた「おかげ米」が田んぼのない川上村に到着しました。
大和平野土地改良区から新井宏巳事務局長が来村され、川上村立川上小学校 熊谷啓子校長、川上村 弓場盛正教育長にお米が手渡されました。
熊谷校長先生からは、
「田植・稲刈の間にも、両小学校でスカイプを通しての交流など、年々密度の濃い事業になっている」
との、このプロジェクトへの評価もいただきました。
5年生の教室での児童たちへの贈呈では、教室にはびっくり、児童たちが一列に整列し出迎えてくれました。
そして、黒板には「おかげ米」の文字が。楽しみにしてくれてうれしい限りです。
大和平野土地改良区の新井事務局長より児童に直接お米を手渡します。
少し緊張気味だった児童たちも笑顔がこぼれてきます。
![]()
![]()
その後、児童たちからも感謝の言葉をいただきました。
「2年目の田植・稲刈体験になり前回よりもコツをつかんですることができた」
「いつも食べているお米がこんなにも大変な作業の上にできていることを改めて実感した」
「今井小学校の児童たちとも仲良くなれてうれしかった」等の感想も言ってくれました。
また、児童たちからは大和平野土地改良区の皆様に対して川上村の学習発表会 かみせタイム への招待もしてくれました。
今回の田植・稲刈含めて発表してくれるとのこと。こちらも楽しみです。
![]()
最後にみんなで記念撮影。
緊張もほどけいい笑顔です。
実際のお米を持ってみて重さを体感し大事に運びます。
このお米は後日給食として提供されるとのことです。
その様子もできればレポートできればと思います。
以上 お米贈呈 川上小学校編でした。
・橿原市立今井小学校
11月30日、穏やかな晴天の下、大和平野土地改良区より橿原市立今井小学校にお米が届けられました。
川上小学校同様、大和平野土地改良区 新井宏巳事務局長より橿原市立今井小学校 吉村勝雅校長にお米が手渡されました。
吉村校長先生から
「児童たちがお米ができるまでの知恵と工夫と苦労を知ることができたのはもちろん、教師にとっても吉野川分水について生きた教材として学ぶことができ、貴重な財産となりました。」
とのお言葉をいただきました。
その後、5年生の教室に移動し児童たちに直接お米を届けます。
大和平野土地改良区の新井事務局長より児童代表に直接お米を手渡します。
少し緊張気味だった児童たちも笑顔がこぼれてきます。
その後、児童たちからも感謝の言葉をいただきました。
「お米の収穫がこんなに大変だとは思わなかった。」等の感想も言ってくれました。
最後にみんなで記念写真を撮り終了となりました。
届けられたお米は、家庭科実習と児童の家庭へ持ち帰り食べていただけるとのことです。
以上 お米贈呈 今井小学校編でした。
今後も ”水源地のむら かわかみ” として水のつながりが実感できる取り組みを進めていきます。



