公開日 2017年11月27日
こんにちは、奈良県川上村役場 水源地課です。
去る11月11日に、奈良県川上村旧白屋地区において「第3回 ふれあいまつり」が開催されました。
未来への風景づくりプロジェクトに協賛いただいている15の企業・団体の皆様が中心となって開催しており、今年で3回目の開催となります。
会場となる旧白屋地区は、かねてより大変日当たりが良く、作物の出来にも秀でた豊かな場所でした。
しかし、大滝ダム建設に伴う試験湛水の影響で地すべりが発生し全戸移転を余儀なくされました。現在は、地すべり対策も完了し当時の建物もすでに撤去されています。残された神社跡の鎮守の森や石積みの独特な風景も放置すれば藪に覆われてしまいます。
そこで始まったのが、「未来への風景づくり」プロジェクトです。(詳しくはこちら)
本プロジェクトの趣旨に賛同いただける企業・団体様の協力を得て未来に残す風景づくりに取り組んでおり、サクラをはじめとした植樹や草刈りなどの定期管理に協力いただいています。その企業・団体の皆様からの「もっと村民の方とふれあい場所がほしい」との声を受けて始まったのがふれあいまつりです。
オープニングは、川上村の子ども達により結成されている「ちびっこ龍幻」の太鼓の演奏で盛大にスタート!
かわいい子供たちが勇ましく太鼓をたたく姿に会場は、お祭りムード満天になりました。
続いては、第1回から友情出演いただいている田辺ひでゆき&ゴールデンアワーズによる歌謡ショーです。
毎年人気のこのステージ。
聴かせて魅せて、どこかふと笑顔にさせてくれるステージは、いつも会場を暖かい空気で包んでくれました。
栗山忠昭村長より歓迎の挨拶に続き、各出展企業・団体の皆様から一言ずつこのプロジェクトへの思いを語ってもらいました。
続いて、市民生活協同組合ならコープ様による「もちつき大会」のスタートです。
もちつきの機会が少なくなった昨今、子供たちにとっても貴重な体験で、食い入るように餅つきの様子を見ていました。
また、別会場では村民の方を対象にサクラの植樹も行いました。
参加された旧白屋地区住民の方からは、「この場所にふれあいの場をつくっていただき本当にうれしい。これからも、よりつながりの輪を広げていきたい」という感想も寄せられました。
続いて、大和ハウス工業グループ様と奈良中央信用金庫様による「紙飛行機大会」です。
大和ハウス工業の髙橋次長の「レディー、ゴーーーー!」との掛け声によりスタートです。
この紙飛行機、実は水に溶ける特殊な紙を使っています。ただ会場付近は少し風が強く、参加者は自らの紙飛行機をしっかり作ることはもちろん、風という気象条件とも戦いました。
子どもたちも懸命に飛ばします。
優勝者には豪華景品もあり、大変盛り上がりました。
近畿日本鉄道様のくじ引きもズラリと並んだ景品をお目当てに大行列ができました。
続いてステージは、「奈良トヨタグループ プレゼンツ ナライガーショー」がスタート。
ナライガーは、その名の通り奈良を中心に活動するご当地ヒーローです。
この日も、源流である川上村を汚しに来たブラックス将軍率いる「汚~セン軍団(オーセン)」からこの川上村を守るために駆けつけてくれました。
大人も子供もひきこまれるステージは、ドキドキ、ハラハラ、そして笑顔になったり大忙しです。
平和な川上村に汚~セン軍団が…
みんなのヒーロー ナライガーの登場です。
ナライガーにより水源地の村 かわかみの平和は守られた。
子供たちとの交流もありました。
続いて、奈良県出身の歌手 西松由紀穂さんによるスペシャルライブです。
心に響く歌声で、ドラえもんの主題歌や、オリジナル曲で、このイベントにふさわしい、あたたかいステージを届けてくれました。
続く奈良ダイハツ様によるミニカーレース大会では、テーブルを並べた特設コースでミニカーを走らせ、無事落ちることなく完走できるかを競います。
夢中になって練習してい子供もおり、手に汗握る大会となりました。
そして、最後は恒例となった「ビンゴ大会」です。
各協賛企業・団体様から景品を持ち寄っていただいた豪華景品がステージに並べられると、サプライズで奈良県のゆるキャラ せんとくんも登場!ナライガーのブラックス将軍の進行で、会場はおおいに盛り上がりました。
最後は、春増薫川上村議会議長からのお礼の言葉によりふれあいまつりは終了となりました。
今年度で3回目となるこのふれあいまつり。天候も心配されましたが、皆様の思いが通じたのか、雨も降らずに無事開催できました。国道169号線の通行止めというやや厳しい条件ではありましたが、総勢約500人の方にご来場いただき、本当に暖かいふれあいの時間となりました。
ご協力いただいた企業・団体の皆様、本当にありがとうございました。
このつながりの輪を少しずつ広げ皆様と共に水源地の村にふさわしい景観づくりを進めてまいります。
長い記事、ここまで目を通していただき誠にありがとうございます。
読者の方も、是非川上村とのつながりを小さくても持っていただければ幸いです。
本当にありがとうございました。