公開日 2017年2月13日
プロジェクト詳細
環境に優しい「ソーラーコンバートEV」の開発に挑戦しています。
機械工学科、電気電子システム工学科、空間デザイン学科が協力して「ソーラーコンバートEV」の開発に挑戦しています。環境にやさしい車として、川上村と大阪工業大学をつなぐツールとしての役割を担います。
ソーラーコンバートEVとは
ガソリンエンジン車からエンジン、変速機、燃料タンクなどを取り外し、代わりに電動モーター、バッテリー、ソーラーパネルなどを取り付けて、100%電気で走るように転換(コンバート)したEV(Erectric Vehicle:電気自動車)のことです。走行中にCO2を排出しないため環境負荷低減が期待できるとともに、ガソリン車と比較すると燃費がよく、燃料費も安価に抑えられるなど、さまざまな特長があります。
空間デザイン学科・プロダクトデザイン研究室による外観デザイン
「大工大」と「川上村」の文字を車体の左右に配置し、その間に大阪の建物や工業大学をイメージさせる歯車などのモチーフ、川上村の自然を表現する山や川、太陽などを描きました。道のり部分は一筆で描かれており、双方のつながりを表現したものとなっています。 大阪工業大学と川上村のつながりが一目で分かり、誰にでも親しみやすいものにしようと、学生が知恵を出し合いました。
機械工学科・自動車工学研究室による性能試験
環境負荷をどの程度軽減できるのかを実際の走行データに基づきながら検証するため、公道での性能チェックや充電実験、ガソリン車との比較実験などを繰り返し行っています。また複数回にわたり川上村への往復路も試走しています。
電気電子システム工学科・パワーエレクトロニクス研究室による 「ワイヤレス(非接触)充電システム」「スマートEVチャージャー」の開発
「ワイヤレス(非接触)充電システム」とは駐車場に停めると、給電と受電のユニットが自動的に反応して、ワイヤレスで充電できるという画期的なシステムです。「スマートEVチャージャー」では、太陽光発電で余っている電気や夜間電力を蓄電し、停電時に自動的に蓄電池から供給したり、節電が必要なときに蓄電池から供給を行うなどのコントロールをすることができます。