公開日 2017年2月7日
日本最古の人工林「下多古村有林」
車道より約830m、急な坂道を徒歩30分ほど上ると、江戸時代初期に植林された人工林として、川上村はもちろん、全国的にも最も古い部類に入ると考えられる下多古(しもたこ)村有林に到着します。面積約3,700平方メートルの山肌に、樹齢260年~400年の杉や桧が林立しており、大きな杉になると、胸高直径164cm、幹回り515cm、高さ約50mにも達します。天にむかってそびえたつ杉や桧を間近で見上げると、自然の偉大さに圧倒されてしまいます。県内では初めて文化財建造物の修理用資材のモデル供給林、研修林となる文化庁の「ふるさと文化財の森」に選定されました。私たちに自然と林業の大切さを伝える歴史の証人です。