公開日 2017年2月7日
紀の川は、奈良県川上村の源流に生まれ、和歌山県の紀伊水道へと流れ出ます。
その流れは、上流部では林業、中流部では農業、河口域では漁業といった質の高い第一産業をつなぎ、水の恵みを届けています。これらの第一次産業が元気であることが、流域全体の環境や景観、風土、そして自然と付き合い、生業(なりわい)とともにあった技や知恵を持続させることにつながります。
2県をわたる1本の川による森・里・海のつながりを“見える化”し、流域ぐるみの地産地消を進めるため136km の川を一つの商店街に見立てました。
「紀の川じるし」は、そんなこだわりの気質が詰まった流域の恵みたちです。楽しく流域をめぐるきっかけとしながら生産者や販売する側、消費者それぞれが紀の川による循環を意識することから始めるシールラリーを実施。またこの流域の第一産業と人を教材とした環境学習も進めていこうとしています。