公開日 2022年6月17日
介護サービスを利用する人には、原則としてサービスにかかった費用の1割を負担していただきます。
高額介護サービス費(利用者負担が著しく高額になった時)
世帯における在宅サービスや、施設サービスの利用者負担額の1ヶ月合計金額が下記の金額を超えた場合、申請によりそれが認められたときには、超えた分が高額介護サービス費として支給されます。
利用者負担の上限
保険料
段階 |
利用者負担の上限額
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第4段階 |
44,400円
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第3段階 |
24,600円
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第2段階 |
15,000円
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第1段階 |
15,000円
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在宅で受けられるサービス費用の目安
介護要度
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支給限度額(月額)
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利用者負担(月額)
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要支援1
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50,320円
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支給限度額の範囲内で 利用額の原則1割を負担します。 |
要支援2
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105,310円
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要介護1
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167,650円
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要介護2
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197,050円
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要介護3
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270,480円
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要介護4
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309,380円
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要介護5
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362,170円
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施設サービスを利用した場合の負担額の目安
施設利用サービスを利用した場合の負担額は、以下のようになります。
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+ |
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+ |
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+ |
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食事と居住費の負担
施設に入所している人や短期入所サービス(ショートステイ)を利用している人は、1割負担のほかに食費と居住費が別途自己負担(基準費用額)となります。
ただし、保険料段階(第1~3段階)の方の場合は申請により負担の軽減を行ないます。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、短期入所生活介護の場合(日額)
負担限度額は所得段階、施設の種類、部屋のタイプによって異なります。
基準費用額(日額) |
負担限度額(日額)
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第1段階
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第2段階
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第3段階-1 | 第3段階-2 | ||||
食費 | 施設 | 1,445円 | 300円 | 390円 | 650円 | 1,360円 | |
ショートステイ | 1,445円 | 300円 | 600円 | 1,000円 | 1,300円 | ||
居住費 | ユニット型個室 | 2,006円 | 820円 | 820円 | 1,310円 | 1,310円 | |
ユニット型個室的多床室 | 1,668円 | 490円 | 490円 | 1,310円 | 1,310円 | ||
従来型個室 | 1,171円 | 320円 | 420円 | 820円 | 820円 | ||
多床室 | 855円 | 0円 | 370円 | 370円 | 370円 |
低所得利用者負担の軽減

介護サービスを利用する場合には、原則として費用の1割(10%)が利用者負担となります。このうち所得の低い人については、高額介護サービス費などで負担の軽減が行われますが、さらに低所得者対策として以下の措置が講じられます。
【1】障害者ホームヘルプサービスを利用していた方は
障害者施策によるホームヘルプサービスを利用していた低所得世帯の人については、ホームヘルプの利用者負担が3%に軽減されます。ただし40歳未満の人については介護保険の特別対策の対象とされません。
【2】介護保険施設、短期入所サービス(ショートステイ)を利用する場合には
施設に入所している人や短期入所サービス(ショートステイ)を利用している人は、1割負担のほかに食費と居住費(滞在費)が原則として自己負担となります。
ただし、保険料段階(第1~3段階)の方の場合は申請により、負担の軽減を行ないます。
【3】社会福祉法人のサービスを利用する場合には
住民税世帯非課税で特に生計が困難な人が、社会福祉法人等が提供する介護サービス(ホームヘルプ、デイサービス、ショートステイ、特別養護老人ホーム)を利用する場合に、利用者負担の1/2~1/4について軽減を受けることができます。
※認定証の交付を申請する必要があります。