公開日 2022年3月3日
古事記に登場する国つ神「井氷鹿(イヒカ)」をお祀りする神社
古事記より・・・
尾のある人、井より出て来たりき。その井に光ありき。
ここに「汝は誰ぞ」と問ひたまへば、
「あは国つ神、名は井氷鹿(いひか)と謂ふ」と答へ曰しき。
こは吉野首(よしののおびと)等の祖なり。
熊野から八咫烏に導かれて吉野川の下流に出てきた神武は、そこで筌(ウケ)を作って魚を採る人(贄持之子 ニエモツの子)と出会った。そこから進むと尾の生えた人が光る井戸から出てきた(井氷鹿 イヒカ)。そして山に入ると、また尾の生えた人が岩を押し分けて出てきた(石押分之子 イシオシワクの子)神武はこの後、宇陀に入る。
井氷鹿(いひか)は、神武天皇を案内して、土地神谷(とちかみだに)を過ぎて休石(やすみいし)に腰をかけた後、御船山(みふねやま)の尾根にある拝殿で波々迦(ははか)の木を燃やし鹿の骨をもって卦(け)を立てて占い、御船の滝巖上に宮柱を立て天乃羽羽矢( ははや-天から授かった矢)を納め、進軍の勝利を祈願したといわれています。
基本情報
施設名 井光神社 | |
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所在地 〒639-3623 吉野郡川上村井光34 | |
TEL/FAX 0747-52-2079 |