公開日 2018年6月4日
「大滝ダム誌」が刊行されました(平成30年3月)
平成25年度から29年度までの5年間をかけて本村で編纂作業をすすめてきました「大滝ダム誌」が刊行されました。
「大滝ダム誌」は単なる記録としてまとめるだけでなく、水没により移転された方々、川上村民、村に関心を寄せる人々に、大きな犠牲を払って造られた大滝ダム、大迫ダムがなぜ存在するのか、その役割と村の存在意義を伝えるために編纂されています。
編集:大滝ダム誌編集委員会
発行:川上村
発行部数:1500部 (水没により移転された方々、村民、関係機関に配布。)
A4判/巻頭写真20頁、本文237頁(うち大滝ダム年表6頁)、参考資料20頁のA4判。
見返しの絵制作:日本画家 岸上ゆか氏( 匠の聚在住)「光の水」


「大滝ダム誌」の内容
「大滝ダム誌」の本文の内容は、次の通りです。
第一章 川上村のあらまし | |
第二章 大滝ダム建設事業 |
第一節 大滝ダムの受け入れ
~住川村長苦悩の決断~
第二節 ダム対策の大転換
~個別交渉への切り替え~
第三節大滝ダム本体工事に着工
~ダム完成後の村づくりへ~
第四節 定礎式の挙行
~水源地の村づくりの約束~
第五節 おおたき龍神湖誕生へ
~二度目の試験湛水~
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第三章 村の中心地の再建
~付け替え国道と一六九号と宅地造成~
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第四章 大字・水没組合ごとの経緯 | |
第五章 人類が守るべき源流の村『かわかみ』へ |
「大滝ダム誌」における執筆方針
「大滝ダム誌」は、以下の方針で執筆しました。
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ダム建設事業そのものや過去の事象についてを記し、批判や批評を加えるものではない。当時としての判断であり、現在とは社会情勢や法律、制度の違いがあることを踏まえる。
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資料をもとに記していく。会議録から真実を読み取れるか否かは疑問であり、推測では判断しない。
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ダムと共生する村として、大滝ダム、大迫ダムを生かしていく方向での提言として役立つものにしたい。
「大滝ダム誌」を閲覧できる施設
国立国会図書館、県内の図書館などに「大滝ダム誌」を寄贈しています。
・奈良女子大学学術情報センター ・奈良教育大学図書館
・奈良先端科学技術大学院大学附属図書館 ・奈良県立医科大学附属図書館
・奈良県立大学附属図書館 ・天理大学附属天理図書館
・帝塚山大学図書館 ・奈良大学図書館
・奈良学園大学図書館 ・近畿大学農学部図書館
・畿央大学図書館 ・奈良文化女子短期大学付属図書館
・奈良芸術短期大学図書館 ・奈良佐保短期大学図書館
・奈良工業高等専門学校図書館