未来を、うるおす。奈良川上村

No.05

Takuminomura

自然豊かな川上村で、
ものづくりの楽しさを知ってほしい!
川上村は、アートで人をつなぐ。

匠の聚(たくみのむら)は
アート体験や創作場を兼ねたアーティストの居住区、
観光客向けの宿泊コテージ、
そしてカフェ&展示スペースなどがある交流の場。
また、ダムカレーを企画段階から村役場と一緒に考え、
盛り上げようと尽力しています。
そこで働く井上進哉さんと百々(どど)武さんに
お話をうかがいました。

村のはしっこが交流の拠点。
ワクワクするものづくり体験を通して、
交流人口を増やしたい。

「『川上村を元気にしたい』という想いでできた匠の聚は、アーティストに移住してもらい、ものづくりというテーマでたくさんの人と川上村をつなぐ場所です」と話してくれた井上さんは、川上村の元住民。ダム建設時に村外に移住するも川上村に勤務し、匠の聚の設立初期から携わってきました。「施設があるのは村の北端。『もっと村の人たちにも活用してほしい』ので、3年前から出張教室を始め、春のアートフェスティバルや夏のかわかみ遊水フェスタなどのイベントではアーティストに講師をしてもらうなど、暮らしとアートを結ぶ活動を積極的に行っています。川上村を外に発信する役目を大切にしながら、どんどん新しいことに挑戦していますよ」と話してくれました。

僕らが目指すものづくりは、
「川上村の今」を未来へ贈ること

匠の聚のスタッフ兼フリーカメラマンの百々さんは、川上村での写真教室を通して地元の人がアートに触れる機会づくりなど、精力的に活動されています。彼に川上村でアート活動を行う魅力について聞いてみると、「僕自身、実感しているのが『リセット』できる環境というのは、川上村のような場所にしかないということです」という答えが。完成までに長い時間とルーティンワークを積み重ねていく創作活動は、なかなか息抜きができない。そんなとき、川上村の雄大な山風景が見せてくれる自然の変化や、聞こえてくる鳥の声が心身のリセットに役立ち、新しい一日のプラン立てや作品作りに最適なのだそうです。加えて「カメラマンとして、豊かな自然とともに人が暮らしている今の川上村を作品にして、次世代に伝えたい」と強い意気込みを話してくれました。

アーティストのオリジナリティが満載。
見た目も味にもこだわるダムカレーは
1日10食限定!

雄大な自然景色が広がるカフェスペースでは、オリジナルのダムカレーがいただけます。ダムカレーの話がでたときに「やるなら、うちにしかできないカレーを目指そう」となって完成した渾身の一品。こだわりはいっぱいあり、一つはスパイスの先生と相談して作ったキーマ&グリーンカレー。グリーンカレーは源流の森のイメージにぴったりです。二つ目は、川上村の水を使って作ってもらったお米。そして、三つ目は在住の陶芸作家さんに器とご飯の抜き型を作ってもらったという、まさに匠の聚らしいカレーです。ダムカレー以外にも、評判のオムライスや季節のご飯もおすすめ。食や自然で休息のリセットができる「匠の聚」へ、ぜひ訪ねてみてください。

   
 
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