No.07
Arbol kawakami
3人合わせて200歳とちょっと!?
主婦の味を活かした、
お母さんトリオの村おこし
ホテル杉の湯に勤めていた仲良し3人組の
大田さん、中平さん、小林さん。
ホテルを定年退職後、大田さんの声かけで一念発起して
オープンした村のカフェ「アルボールかわかみ」は、
今年で5年目を迎えました。
お母さんたちのあふれる笑い声とともに、
お客さんを温かく迎えてくれるカフェでは、
村の家庭でつないできた「おふくろの味」が堪能できます。
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もともとは“2年限定”だったのに、
いつの間にかもう5年!
みんなで知恵を持ち寄り、
ワイワイ笑って、毎日が楽しい!「この2人がいなかったら、オープンできんかったわ」と大田さん。「まずは小林さんを誘ってね。それから食堂でお料理を作っていた経験のある中平さんにも声をかけて」と話す横で、すかさず「名前をつなげると“大・中・小”! 偶然やけどすごいやろ」と小林さん(笑)。お店の準備も、メニュー作りも、すべて3人で行ったそう。「村の人に助けてもらいながら少しずつ。でも、オープン日が近づくにつれてプレッシャーが大きくなって…」と順調に進んだわけではないそうですが、「まぁ総理大臣になるでもなし、そんな難しいことじゃないよ!」なんて励まし合いながら乗り切ったそう。「最初は、村おこしの一環で2年だけって思っていたのに、気づいたらもう5年! 一年一年がほんとうに短いわ!」と言うとおり、仲良し3人組の笑顔に会いに、いろんな人が次々とやって来ます。周囲から愛されている素朴なカフェはまだまだやめられそうにありません。
ダムカレーは、
お出しするまで時間かかるけど
美味しく作るから許してね〜アルボールのメニューは“おふくろの味”がテーマ。「うちのメニューはみんな手作り。自分たちでできるもの、家庭で出てくるようなもの、日常をそのままお出ししています」とお料理担当の中平さんが教えてくれました。食材もその時に手に入るものだけ。だから名物のダムカレーも季節にあったトッピングが楽しめます。春の山菜、夏野菜のおくらやナスなど、「乞うご期待って感じやね」と大田さん。さらに、自分たちが一から漬けた漬物や、やまいき市で仕入れた新鮮な野菜のサラダなど、サイドセットも手間暇かけたものばかり。お客さんの満足度が高いのもうなずけます。ダムカレーや家庭料理以外にも、茶粥やとちもちなど、川上村伝統のお料理も。川上村の日常の味は、どこか懐かしくて、でも美味しくて、とっても大満足できるものでした。そして大田さん、中平さん、小林さんの、楽しくてほっこりするおもてなしは一番の癒しです。
かわかみのダムカレー販売店匠の聚(たくみのむら) 住所 奈良県吉野郡川上東川135 営業時間 10:00〜17:00 定休日 水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 お問い合わせ 0746-53-2381 アルボールかわかみ 住所 奈良県吉野郡川上村西河773 営業時間 10:30〜17:00 定休日 水曜 道の駅「杉の湯 川上」 住所 奈良県吉野郡川上村迫695 営業時間 9:00〜18:00(冬季は〜17:00) 定休日 無休 お問い合わせ 0746-52-0006 井氷鹿の里(いひかのさと) 住所 奈良県吉野郡川上村井光 営業時間 8:00〜17:00 定休日 水曜 ※冬季休館あり お問い合わせ 0746-54-0223 喫茶 秀 住所 奈良県吉野郡川上村柏木12-4 営業時間 8:00〜16:00 定休日 木曜・金曜 お問い合わせ 0746-54-0640 喫茶 ホラ!あな 住所 奈良県吉野郡川上村柏木 営業時間 9:00〜17:00 定休日 不定休 お問い合わせ 0746-54-0227
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No.01
「焼きそばとサンドウィッチがうちの自慢!
でも、今はダムカレーのことで頭がいっぱいや!」 -
No.02
僕たちは、村を遊ぶプロのガイド団体
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No.03
ダムの底から蘇った天空の社。
川上村の歴史をつなぐ、幸福の拠り所 -
No.04
川上村の“山のもん”と“川のもん”、
両方が入っているボリューム満点のダムカレー。 -
No.05
自然豊かな川上村で、ものづくりの楽しさを知ってほしい!
川上村は、アートで人をつなぐ。 -
No.06
初代 “川上村コンシェルジュ”は、村の魅力を見つける名人。
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No.08
川上村を愛する地域おこし協力隊「かわかもん」。
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No.09
源流の村で暮らしの原点を再発見。
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No.10
一歩足を踏み入れると、大きな窓一面に川上村の山々が広がる。
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No.11
温かさと繊細さを感じさせる吉野杉の木器。
父と息子がつないでいく、川上村の木のぬくもり。 -
No.12
吉野杉の山々に囲まれ絶景が広がる癒しスポット。
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No.13
自称「中年ならぬ、虫を追い続ける虫年男」!?
昆虫博士はしゃべり出したら止まらない(笑) -
No.14
川上村での暮らし、出会う人たちとの交流、自然…
ここでの経験が私たちの作品を生み出しています。 -
No.15
「ぱくぱく館」を切り盛りするのはバイタリティあふれる女性たち。
失敗を繰り返してできた商品は、ここでしか出会えないふるさとの味に。 -
No.16
田舎の暮らしをこよなく愛する、
暮らす宿「HANARE」のアクティブママオーナー。